波浪日報

包む気持ち


 雨の中、浅草橋の包装材料の問屋へ。
 通販で扱っている作品を入れる箱を探してから、発送準備のために谷中へ向かった。

 スタッフの顔やギャラリーの雰囲気もわからず、品物だけが配送される通販だから、梱包(包装)は重要だと私は思っているのだが、経費の点でなかなか思うような包装をすることができずに悩んでいる。

 もちろん過剰な包装は資源の無駄遣いだしスマートじゃないと思うけれど、アーティスト作品という商品の性格を考えれば、破損防止の実用的な梱包(厳重にエアパッキンにくるんで適当な大きさのダンボールに詰める)で済ませるのもどうかと思うので、妥協点を見つけるのが難しい。

 贈り物をするとき、わくわくするような、それでいて気に入っていただけるかどうか、少し不安も混じったような、一種独特な気持ちになる。

 のし袋や折形、ふくさに風呂敷、日本の伝統的な包み方には素敵なかたちがたくさんあるが、形式に則ってものを包むという作業は、贈る心をこめると同時に一抹の不安を鎮めてくれる効果もあるのかもしれない。

 結局、予算ギリギリの中で選んだ箱はかなりそっけないものになってしまったが、最低限の包装であっても、丁寧に包む気持ちは大事にしたいと思うのだった。 
2006年01月31日(火) No.277 (雑記)
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一週間


特異日


 旧体育の日の10月10日や11月3日の文化の日とか、「晴れの特異日」と言われる日があったけど、こう毎年狙ったように雪が降ると、大学入試センター試験は「雪の特異日」と言えそうですねぃ。

 まあ、普通は一度か、多くても二度ぐらいしか受験しないだろうから、「毎年のお約束だよね〜」とか言って笑っている親子の方が「特異」なんだろうけど。(笑)

 さすがにもう親の方としても緊張感はあまりないが、なんとなく落ち着かないっていうのが正直なところ。
 膨大に溜まった仕事の山には集中できず、ついに家事をはじめてしまった。
 年末年始もなく延々と仕事をする母と一応受験生の娘の居住区域は荒廃の一途をたどっていたので、何とかしたいとは思っていたのだが・・。

 というわけで、コタツリニューアル〜♪
 
 年末のバーゲンでコタツ掛け敷きセットは買ってあったのだが、部屋を片付け+掃除して+布団その他を交換するまとまった時間がなかったのだ。
 擦り切れて中綿部分が露出していたコタツ敷ともついにサヨウナラ。
 いやはや、長い間(たぶん前の持ち主の使用期間と合算すると17年ぐらい)ご苦労さまでした。>コタツ敷き
 ついでに、老朽化して断線しそうなコタツのコードも交換。

 安全・快適なコタツライフ再開〜♪

 ほんの少しだけど、気分がサッパリした。

 本当はもっと、あっちもこっちも手を入れてモノを整理したり捨てたりしたいし、それなりに手の込んだ料理をしたりしたいんだけど、現状ではここまでが限度。

 一度に一種類のことしかできない不器用な自分が本当に情けない。
 家のことを上手に切り盛りしながら、仕事も精力的にこなしている女性を見るたびに、心から羨ましく思うし、尊敬の念を抱く。

 まあ、頑張ったところで両立できない自分については、すでに諦めてはいるけれど、もう少しゆとりを持って暮らしたいものだな。

 なんちゃって、ゆとりができても家事はしないか。(ぉぃぉぃ)
 おいらが家事をするのも年に何日もない「特異日」だったりして。
2006年01月21日(土) No.272 (雑記)
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外出記録


ふるさとは、夏


 明日は大寒。
 ここしばらく寒さが緩んだ関東も、今夜あたりはだいぶ冷え込んでいる。

 そんな時にまったく正反対の季節、夏休みのお話を読んだ。

「ふるさとは、夏」芝田 勝茂 著 パロル舎

 著者の芝田さんは石川県羽咋市出身。
 子どもたちのサマーキャンプをする活動を長く続けてきた経験を活かして描かれた物語だそうだ。

 東京在住の小学4年生の男の子が、父親の郷里で過ごした夏休みにさまざまな経験をして(もちろん不思議な冒険もあり)逞しく成長する、という夏休み推薦図書のシールが貼られそうな物語。
 でも、設定はよくあるストーリーでも、中身は全然ありきたりではない。
 変な神様がいっぱい出てくるし、小林 敏也さんの描く挿絵が素晴らしいし、何より会話が全部能登(?)の方言で書かれているのが、すごくいい雰囲気を醸し出している。

 近年、金沢方面在住のお友だちに大変お世話になっているから、書かれている方言のイントネーションも、金沢弁に似ていてなんとなくわかるし、羽咋市は一度通りかかった程度だけれど、こんな(↓)印象に残る風景を見たところでもある。



 ・・・ああ、願わくばずっと、本の中の夏休みに逃避していたい!(切実)
2006年01月19日(木) No.267 (本)
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サポセン出動


コメントの上下


 このCGIをバージョンアップして気づいた点。

 新しいコメントが上に表示される。

 ほとんどのブログや掲示板は、新しいコメントは順番に下へ並んで表示されるので、最初はかなりびっくりした。
 しかも、3〜4件以上前のコメントはログに格納されてしまう。
 ちょっと使いにくいかなぁ、というのが正直なところなんだけど・・。

 つまり、1ページに表示させる情報は最小限にして、残りはログに格納させたいから、新コメントは必然的に上に表示されなければならない・・という設計。
 これがデフォルト設定で、ユーザーに変更する選択肢がないということは、CGIプログラムの作者であるMrs.shiromukuさんの「意志」なのだろう。

 というわけで、多少使いにくい点があったとしても、こんなに優れたCGIを無料で提供してくださるのだから、作者の「意志」は尊重しなければならないと思うので、しばらくはこのままのスタイルで続行決定。

 今日はダラダラと自宅で仕事。
 天気は雨降りで暖かかった。
 日中は電話連絡や問合せなどの対応その他、こまごまとした事柄が多くて、消耗するわりにはあまり捗った気がしない一日だった。
 そして、まとまった作業をするためにまた深夜まで起きている。
 本当は早寝早起きの方が能率が上がるんだけどなぁ・・・。
2006年01月14日(土) No.264 (雑記)
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さむぅー。


いつか来た道、夜の橋


 今日は朝から自分の仕事を慌しく片付け、夕方から立川の搬出作業へデミ夫で往復。

 立川は学生時代3年間暮らしたところなので、実家からの往復の道は昔バイクでよく走ったコースだ。
 もちろん30年も昔の話だから、道路の様子もだいぶ変わっているし、道沿いの風景も様変わりしたところが多い。
 そして何より変わったのは立川駅の南口周辺だ。
 私が住んでいた頃の南口は北口に比べて本当に何もなかった。
 ひなびた商店街と、競輪帰りのおじさん――しかも勝てなかった雰囲気の人たち――が、かげろうのように行き来する裏通り、日活ロマンポルノを上映している映画館・・・通っていた美術学校のあった国立とはたった一駅なのに世界が一変する。

 今はモノレールの高架線が未来的な線を描いて延び、モダンな駅ビル(今日の仕事先だ)も建って、私が知っている頃のうらぶれた感じはない。

 深夜、仕事が終わって帰り道、ガラ空きの府中街道を走りながら、無意識のうちに津田塾大学付近の雑木林や西武線踏み切りの近くにある病院の看板、ブリジストンの工場など、30年前から変わっていないものを確認しながら走っている自分に気がついた。

 30年、瞬く間に過ぎたような気もするし、ずいぶん長い年月だったような気もするし・・・。

 荒川にかかる羽根倉橋の上をかなりのスピードで走りながら、隣にかかる秋ヶ瀬橋を眺めると、細い糸で繋いだオレンジ色のビーズがきらきら光っているようでとても綺麗だ。
 こんな風景を見るたびに写真に撮りたいと思うのだけれど、このスピードで走りながら目の端に映る風景の美しさは、たぶん定着することはできないんだろうな。

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2006年01月11日(水) No.260 (雑記)
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電車で読書


 体調やや不良のため、昼間予定していた撮影はパスして夕方から搬出作業のため電車に乗って横浜へ。
 往復約3時間半の移動なので、駅前の本屋で文庫本を1冊買った。
 できれば1冊を読みきってしまいたいので、時間と見合う長さと重さの内容のものがいい。
 で、選んだのがこれ。

 
『博士の愛した数式』 小川洋子著 新潮文庫


 昨年か一昨年か、本屋さんが薦める本として評判になった小説で、帯を見ると近々映画も公開されるらしい。
 この小説の重要な要素は「数学」と「阪神タイガース」。
 タイガースは嫌いじゃないけどファンというほどでもないし、数学は心底苦手な科目・・・でも、その二つに特別な思い入れがなくても十分に楽しめる小説だった。
 悲しみと切なさを湛えた透明感のある空気がベースにあって、しみじみと暖かいものが伝わってくるお話なのだが、時折、ふっと流れてくる花の香りのようになまめかしさを感じさせる描写もあって、巧いなぁ・・と思う。
 記憶に障害のある初老の数学者「博士」と、世話をする家政婦と小学生の息子、ほとんどがその三人のささやかな生活の描写で進行する物語。
 謎めいた存在である「博士」の義理の姉を含めて、登場人物が全員もれなく魅力的なのが、ちょっと隙がなさすぎるような気もするけれど、そう感じるのは自分の品性の卑しさかもしれない。

 いずれにしても、最寄の駅に到着すると同時に「あとがき」まできっちり読み終えることができたので、非常に気分の良い読書だった。
 パソコンもないし、電話も鳴らないし、誰も話しかけてこない・・・電車で移動中の読書は、一番集中して楽しめる気がするなぁ。
2006年01月10日(火) No.258 (本)
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寝込むほどではないけれど・・


 通常運転は無理っていう感じの一日。

 カレンダーの赤い日付と関係ないペースで暮らしているから忘れていたけど、今日は「成人の日」。

 該当したのは去年なんだろうけど、びー子は振袖にまったく興味がないというか、むしろ嫌がってたから何もしなかった。
 まあ、その点親子で方針が同じでよかった。
 どちらか片方が「振袖着たい(もしくは着せたい)」人だったら一悶着起きていたはずだ。

 だからといって、振袖を着たい(着せたい)派の皆さんに敵意や反感を持っているわけではない。
 着物に関連する業界にとっては生命線だろうし、ひいては和装の伝統文化を継承していく上で、重要な経済的基盤のひとつだと思うから、成人式の振袖はなくなったら困るだろう。

 要は我が家の場合は単純に優先順位の問題。
 財布の中が一年中寒波に襲われている状態なので、振袖にかけるお金があったら別のことにまわしたいと思う。それだけのことだ。
 そして、着物の順位はたぶんランク外。(笑)

 今欲しいものは・・・デミ夫の冬タイヤ。
 明日は撮影に出かける予定だったのに、めずらしく関東にも雪の予報。
 大丈夫だとは思うけど、県境の橋の上とか、凍結路面で滑りたくないじょ〜。 
2006年01月09日(月) No.256 (雑記)
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風邪の予感


七草騒動


 今日は七草。

 びー子は七草粥が大好物(昨年は4回食べた)。
 今年も楽しみにして生協でフレッシュな春の七草を詰め合わせた「七草パック」を注文していた。
 
 夕刻、お待ちかねの七草粥を炊こうと台所へ行くと・・
 何と! すでに我が家の土鍋を無断で使用してジジババが粥を炊いているではないか!
 
 何故? なにゆえに??

 我が家のジジババに七草粥の習慣はなかったはず・・。
 天ぷら、フライ、うなぎ、ハンバーグ、グラタンなどを好んで食す健啖老人たちに「腹を休める」習慣がないことを知り、半ばあきれつつ大笑いしたはずなのに、なぜ今年に限って・・・。

 よくよく事情を聞いてみれば、最近ボケっぷりが進化している井戸魔人こと我が母、冷凍の「七草雑炊の素」の調理法の説明を読まずに、いきなり粥を炊いたことが判明。
 「七草雑炊の素」の袋には「解凍した汁にご飯を入れて雑炊にせよ」と書いてあるのに・・。
 
 結局、びー子秘蔵のフレッシュ「七草パック」は老人たちに譲ることになり、我々が「七草雑炊の素」を使用することになった。

 その後、憤懣やるかたないびー子、閉店間際のスーパーをハシゴして、生の「七草パック」を買いに走った。
 お楽しみの七草粥は明日に順延だ。

 数年前から老人たちと我々親子、食事はまったく別に用意している。
 最初は一緒に食事するようにしていたのだが、生活時間帯がまったく違う上に嗜好もまったく違うので、楽しいはずの食事がお互いにストレスになってしまい、別々に支度することにしたのだ。
 そして、炊飯器やオーブントースターなど、共用して不都合の起きる道具はそれぞれに専用のものを使うようにしてきたが、基本である台所や冷蔵庫は共用なので、しばしば小競り合いが生じる。

 それでも、今はモリモリ揚げ物を食べる老人たちが元気にしているので有難い。
 そのうち娘は独立していき、ストレスの何のと言ってる状況ではなくなって、彼等の食事の支度を私が担当することになるのだろうが、正直なところ、その重責を日々こなしていけるかどうか、あまり自信はない。

 願わくば、老人ふたりが七草粥を必要としない鉄の胃袋を維持して、末永く健康でいてほしいものである。
2006年01月07日(土) No.252 (雑記)
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バージョンアップ


浦和レッズ天皇杯優勝!!