波浪日報

独学魔法ノート


 今日も今日とて、あっという間に日が暮れていく・・
 と、愚痴ばかり並べるのも見苦しい。

 で、読み終わった本の記録など。

 
 
『独学魔法ノート』
 岡崎祥久 理論社

 13歳の少年ヒロマサヒロが、魔法について学ぼうとする過程におこるさまざまな出会いと出来事。

 理論社のこのシリーズには、最近かなり気に入っている作家、いしいしんじの『ぶらんこ乗り』や、同じく『麦ふみクーツェ』などがあり、かなり期待して読み始めたのだが、読む側の調子がいまひとつだったのか、作品がいまひとつだったのか、途中で寝てしまったり、ページを閉じてしまうことが多く、それほど夢中になって読めなかった。

 全体のトーンは嫌いじゃないし、家族の描写や小物の扱いは魅力的なんだけれど、主人公が最近よく描かれるタイプの中学生で新鮮味がなく、感情移入できなかったのが「いまひとつ感」の原因だと思う。

 風変わりで精神的に自立したクールな少年って、『海辺のカフカ』をはじめとしてちょっと使われすぎ。
 たしかに、実際の中学生にそういうタイプの魅力的な子がいなくもないけれど、ファンタジーの主人公としてはやや食傷気味。
 
 読む側としても、ついつい前述の『ぶらんこ乗り』や『麦ふみクーツェ』の感動とひきくらべてしまうのもいけないんだけれど・・。

 ・・・う〜みゅ。
 愚痴っぽいのはいけないと思って書き始めたのに、結果的に文句たれな日記になってしまった。
 どうもいかんなぁ・・。
2005年05月10日(火) No.73 (本)

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